水曜日

とてとて 4

寝ても覚めても、誰と居ても居なくても、ずんと心が重たい。石化している。やさしくなれない

今朝もムクさんを見ていた。尾鰭が細菌のせいでギザギザに切り刻まれていてかわいそう、くらいバスルームの片隅にエアレーションのモーター音が響く。見た目こそ痛々しいけれどまだ持ち堪えている。今朝も、しずかに愛らしく泳ぐ姿を見せてくれた

学校にやってきて、講義棟のエレベーターが点検中で、最上階まで階段を登った。汗ばんで鼓動がはやくなって、こんなに澱んだ心持ちでもきちんと脈を打つ自分の身体ってふしぎだ。
お昼は久しぶりに学食でカレーを食べたけれど、自分の作るごはんと同様にあまり味がしなかった。空腹を満たすだけの、感動のない摂食活動

星野道夫さんの写したホッキョクグマの写真、どれもやさしく美しく、泣きたくなってくる。
まだお腹がいたい、帰りもきっとビールだ
きょうもかなしい日

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とてとて28

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