おととい、思いがけず同級生たちの今の姿を見た。私の行かなかった同窓会に集まる同い年の人びとの写真。名前や声までくっきり覚えている子や、面影に見覚えがあるだけで他のことはわからない子、写真を見てようやく数年ぶりにつよい記憶が蘇ってくる子、さまざまで、なんだか眩暈がするようだった。食い入るように見ていたら手が震え出したので、ラップトップを閉じた。笑顔の仮面をかぶって暗示に暗示をかさねたような懐かしい日々。生々しくて、淡白で、痛切でまぶしかった日々。起きていた出来事や自身を取り巻いていた世界は今思えばおそろしいものだったのに、当時の私はそれらに気がついたり面と向かって傷つくようなことを知らなかったからトラウマにもならず、それなりに笑ってひょうひょうと暮らしていた。妙な心地がする。ぜったいに戻りたくないけれど、恋しい。二度と会いたくないけれど、懐かしい。
昔すきだった子から誕生日にもらったBluetoothレシーバが壊れていた。タブをオフにしても電源が切れないのですぐ充電がなくなってしまう。しっかりした作りのものと思っていたので意外だった、機械の壊れ方はさまざまでおもしろい。私だって壊れた生き物なのだからこれ位のことはたのしんでいけるだろう。
ハーブティーとチョコレートで身体を覚まして課題をすすめる。マグカップは400mlほどたっぷり入るものばかり揃えてきたけれど、近ごろはもう少し小ぶりで品のあるものの方が自分のリズムに合っている気がする。
夕方、知人の画展を見にいこう。
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