両親と話して、やっぱり私はこの苦しさを生命力の栄養にするために、ひとのせいにもなにのせいにもしないで生きなければならないと思わされた
それは両親の思想であって私に当てはまるかどうかはわからないけれど、すくなくとも私の心の痛点は両親とは重ならない じぶんの痛みがなにに由来するものなのかを辿って結局じぶんに行き着いたときの孤独感
母が泣いた日のこと、父が傷を負った日のこと、その悲劇に突き放されたふた周りうえの友人のこと 悲しみかたはかわらなくて、ただかなしみの器になる怒りだけを喪失した状態 人それぞれに痛みを抱えて脆いままそこにいると思うと、怒りのようなものはそのまましおれてのどにひっかかる かなしみにおぼれそうになる
どんな形でもいいから痛みに寄り添えるものをつくりつづけたい
今のこのかなしさと、夜の砂漠のような痛み 忘れない、目前の問題が解決してもその先も、忘れない